JOURNAL
10年という時間は、決して特別な出来事だけで積み重なるものではなく、日々の選択や出会い、その一つひとつの積み重ねによって育まれてきました。日頃よりご愛顧いただいております皆さまのおかげで、l'oro株式会社は10周年という節目を迎えることができました。今日に至るまで支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。2026年4月。10周年を記念するイベントに向け、 LORO / 1117 / ENOF の3ブランドで打ち合わせをスタートしました。 最初に話し合ったのは、「どんなイベントにしたいか」ということ。そして何よりも、「これまで支えてくださった皆さまへ、どのように感謝の気持ちを届けられるだろうか」ということでした。ブランドごとの垣根を越えて何度も意見を交わし、一つひとつ丁寧に形にしていったイベントが "l'oro inc. 10th anniversary event" です。 "The Roll"繋がり続ける全ての出会いに、感謝の気持ちを込めてl'oro株式会社 10周年記念イベントのタイトル" The Roll "は、l'oroの名前の由来となった、「roll(循環)」から着想を得ました。10年間を支えてくださった皆さまとの出会いやつながりへの感謝、そして、人と人との巡り合わせが新たなつながりを生んでいくことへの願いが込められています。 ブランドに関わるすべての方との出会いとつながりに感謝し、これまで支えてくださった皆さまへ、そしてこれからも続く新たなつながりに、直接感謝の気持ちをお伝えできる場として企画しました。 また、今回のイベントでは、日本の夏の風物詩をテーマに、会場でお楽しみいただけるコンテンツや限定アイテムをご用意しております。一部ではございますが、ENOFで制作いたしましたアイテムをご紹介いたします。 ⸻ ENOF イベント限定アイテム DEAR "L" canvas※大阪店・青山店共に、数に限りがございますので予めご了承くださいませ ENOFのシグネチャーアイテム DEAR "L" をキャンバス素材に仕立て、イベント限定アイテムとしてご用意しました。キャンバス生地は、太い糸を平織りで高密度に織り上げた厚手生地で、丈夫ながら軽やかに持つことができ、使い込むほど風合いが増していきます。キャンバス地にレザーを組み合わせることで、日常に馴染みながらも品のある佇まいに仕上げました。中でも特にこだわったのが、sandカラー。何度も色味の調整を重ね、落ち着いた深みのある色合いに仕上げました。生地には撥水加工を施し、日々の暮らしの中でも気兼ねなくお使いいただける仕様にしております。 DEAR "L" canvas black / sand ¥49,500-material 本体 : cotton100% ショルダー...
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"Effortless Grace"本コレクションは、素材それぞれの多様な表情を重ね合わせて生まれる新たな要素を用いて、心地よさと緊張感が行き交う服を表現した。レザーやベロアから発する光沢感が、美しく端正な女性像を映し出し、ウールやカシミヤの静謐な温もりが、柔らかく身体を包み込む。気負わずに自然と整う「研ぎ澄まされた日常着」を提案する。 ace smock shirtウエストを絞ることで生まれる、美しいドレープと立体的なシルエットが魅力なスモックシャツ。気分やスタイリングに合わせてアレンジを楽しめるENOFを代表するアセテート素材の新たな魅力を引き出した一着。 wool ellipse topウール100%のジャージートップ。繊維長の長い糸を使用し、素肌にも心地よいなめらかな肌触りを実現。スリットの変化によってさまざまな表情を楽しめ、後身頃のボタンを留めることで、カシュクールのようなシルエットへの変化も。 wool scarf cardigan伸縮性のあるウール100%のリブジャージーには繊維長の長い糸を使用し、素肌にも心地よいなめらかな肌触りを実現。ケープのアレンジ次第で様々な表情に変化し、その日の気分や装いに寄り添う一着。 velour ribbon top / velour long skirt上品な光沢感とドレープ感が特徴なアセテート糸を用いたベロアジャージー。肌馴染みの良いしなやかな風合いと、ストレッチ性を備え、快適な着心地を実現した。 luster half jacketビスコースとコットンを交織したツイル生地は、美しいハリ感と上品な光沢を兼ね備え、無骨な印象を洗練された佇まいへと昇華している。構築的なハイカラーやウエストベルト、カフスのカッティングが印象的なシルエットを生み出し、ベルトの結び方や襟元のアレンジによって異なる表情を楽しめる。 cashmere sweater with stole / cashmere turtle sweater / cashmere knit shortsモンゴル産のカシミヤ糸を使用。素肌にも触れられるほどの繊細で上質な素材と、時代に左右されない普遍的な美しさが、ワードローブに永く寄り添う一着となる。wool tailored jacket / wool jumpsuit尾州で製織されたウール素材を使用し、仕立ての美しさを追求したテーラードジャケット。微量のポリウレタンをブレンドすることで、ほどよいストレッチ性とシワになりにくい特性を備え、着心地にも配慮した。メンズライクなテーラリングをベースにしながら、ショルダーラインや深めのVゾーンを調整することで、女性らしさを感じさせる美しいシルエットに仕上げた。ラペルを立てれば、よりマニッシュな着こなしも楽しめる。 wool jumpsuitウール素材を使用したマルチウェイレイヤードパンツ。随所に施された女性的な曲線のカッティングがオールインワンというワークウェアから抜け出たENOFらしさを演出。サイドに施されたストラップを肩にかけて、上見頃を脱いだ時にもニュアンス感のある洗練されたパンツとして着用することができる。...
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Art Direction by Arun GognaPhotography by Maurizio Annese "Grace in Motion" ENOF 2026年春夏コレクションは、「結ぶ」「巻く」といった手の所作から生まれるディテールに焦点を当てた。本キャンペーンはイタリアのミラノにて撮影。「揺らぎ」「たゆみ」「なびき」所作によって立ち上がる、ファブリック本来の美しさ。 それらをインスピレーションに、剥がれかけたポスター、滲んだグラフィティ、絡まるバリケードテープ。夕暮れの光が差し込むミラノの街角で、その一瞬一瞬を切り取った。 "Grace in Motion"For Spring/Summer 2026, ENOF focuses on details created by simple hand movements — tying and wrapping.The campaign was shot in Milan, Italy.Gentle movement...
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Photography by Local ArtistStyling by Sumire HayakawaHair & Make by Yoko HirakawaSPRING SUMMER 2026"Grace in Motion"本コレクションでは、ブランドの核となるミニマルなデザインをベースに、「結・巻」といった手の所作を使ったディテールをおり混ぜ、自然なドレープから生まれるファブリック本来の美しさを引き立てた。柔らかくしなやかになびく生地は、個々の身体に寄り添い、美しく、力強く生きる女性像を映し出す。強い日差しの下でまとう「機能」としての役割と、洗練されたしなやかな所作とともに表情を変える「素材本来の美しさ」の両軸を武器に、今の時代に寄り添うコレクションを提案する。
wrap tube topケープが施されたマルチウェイトップ。毛羽感を抑えたコーマ綿糸を使って編み立てたリブ生地は、目面の美しさと上品な肌触りが特徴。チューブトップに施された大きなケープを結び方や巻き方でアレンジを加え様々な表情に仕上げることができる。layered pants2wayストレッチのスーツ素材を使用したマルチウェイレイヤードパンツ。レーヨン混の上質なとろみ感とドライタッチが特徴的な素材は防シワ加工も施されている。スカート部分を取り外しパンツ単体として着用したり、スカートをひっくり返しオールインワンのような着こなしも可能。日常に寄り添いながら、着る人の個性を引き立てる一着。denim work jacketツイルデニム素材を使用したカバーオールは、ハリと光沢感のある艶やかな表情が特徴的な素材を使用し、軽やかながら上質な佇まい。ミニマムで洗練されたデニムジャケットは日々の定番となる一枚。wool sheer jacket繊維長の細いウール糸を使用し、レースカーテンのような上品な滑らかさと、清涼感のある同素材は「真夏のためのウール」と言うべく、高温多湿の近年の夏にも快適な一枚。内側に施したボタンをとめて、アシンメトリーなシルエットとなり、視覚的なアクセントも魅力。clack top大胆なスリットがあしらわれたコットンリブトップス。毛羽感を抑えたコーマ綿糸を使って編み立てたリブ生地は、目面の美しさと上品な肌触りが特徴。前後リバーシブルに着用も可能で幅広いボトムスとの相性も良い万能な一枚。 TINY「TINY」は、キャッシュレスが当たり前となった現代のライフスタイルに寄り添う、必要最小限をかたちにしたウォレット。ブランドの核となるミニマルデザインを体現しつつ、表面のポケットはカーブの曲線を、裏面のポケットの淵には細い溝状のラインをプレスする加工「ネン(念)引き」を施した。革にそっと念を入れる、その1本のラインが輪郭を引き締め、レザーの美しさを引き立てる。トルコの厳選された原皮を使用し、内側にもレザーを使用するなど、目に触れない細部にまでこだわりが詰まっている。ファスナーの内側には、二つ折りのお札やコイン、鍵などの収納が可能。desert cape清涼感のあるアセテートを使用したマルチウェイケープ。"desert(砂漠)"と名付けたこの素材は、体感温度50度に達する砂漠のような直射日光の強い境地であっても快適に過ごせるような接触冷感と肌離れの良い梨地のような質感が特徴。結び方を変えて多様な着こなしが可能。peach skin top / peach skin cropped skirt"peach skin"と名付けたこの素材は非常に滑らかな微起毛感と、とろみ感のあるまさに「桃」を連想するキュプラ素材。ギャザーディテールから生まれる生地の特性を活かしたドレーピングが夏のシンプルな装いにアクセント与えてくれる。DEAR こだわったのは、ころんとした形状、抱えたときの佇まい、必要最低限のサイズ感。変化する私たちのライフステージと共に、DEARは歩んでいく。愛らしく、何にも染まることなく静かに佇み、どんな装いにもさりげなく溶け込む。商品名のDEAR は、わたしたちがこの鞄を大事に育てていきたいという想いが込められている。手に取った時に幸福感を感じ、長く愛され続けて欲しいと願う。
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梅雨が明けかけた6月の下旬。私たちはロンドンにいた。 It was late June, just as Japan’s rainy season was coming to an end.We found ourselves in London. この時期、ヨーロッパは夏至の時期がピークを迎え、日照時間が長く、21時を過ぎても空はまだ明るい。日本の生活では経験することのない夜の明るさに胸が高鳴り、街は夜更けまで賑わっている。 暗く寒い冬を終え、みんな夏の日差しを待ち侘びていたのだと肌で感じた。Around this time of year, Europe reaches the height of midsummer.The days are long, and even after 9 p.m., the...
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